動機書の書き方
帰化申請をする場合、必要書類の中に「動機書」あります。これは申請者自身で書かなくてはいけません。
なぜ帰化したいのか?を具体的に書くのですが、どんな文面にすればいいのか分からない、文章を書くのが苦手という方も多いです。そのような方には作成困難な書類になるのではないでしょうか。この記事では動機書の書き方について説明します。
書き方のルール
必ず自身で自署します。(パソコンは不可)15歳未満は提出不要。
特別永住者の方は免除されています。
文字数は決まっていませんが、A4用紙一枚に日本語で書きます。(500字~600字くらいが目安です)
書き方のポイント
具体的にどのような事を書くのかを見ていきます。
- 生い立ち
いつ、どこで生まれたか
学校で学んだこと、来日した経緯 - 生活の状況
職場の環境や仕事に関する思い、やりがいなどを書きます。 - 家族関係
結婚や離婚、配偶者との関係、子供の状況など。 - 素行要件
納税の義務や、交通違反など公的義務をはたしていること。 - 将来の目標
日本でどのような生活をしていきたいかなど。
動機書の記載例
帰 化 の 動 機 書 |
私は日本で生まれ日本の小学校、中学校、高等学校、短大を卒業しました。 |
両親が中国国籍ということで私も中国国籍ですが、日本で生まれ育ち、中国語 |
もわからないことから、中国人という意識はほとんどありません。 また、 |
日本のパスポートは持てず、当然、日本に戸籍もないことから自分は中国人なの |
だと実感しますが、日本で生まれ、日本で育ち、日本語で話し日本人の友達と |
一緒の生活をしていますので、自分が中国人ということに違和感がありました。 |
今回帰化申請をして日本国籍を取得し、正真正銘の日本人になりたいと強く思っ |
ております。 |
今回、帰化申請させていただきますが、日本人の夫との生活の基盤は日本に |
有り、今後も日本で生活していきたいと強く思っていますので、本国へ帰る |
意思は一切ございません。帰化後はより一層日本の社会に貢献していけるように |
努力していく所存です。どうか帰化許可のほどよろしくお願い致します。 |
以上 |
令和元年 月 日 |
申請人 著名 |